がん対策室

秋田県 健康福祉部 健康推進課 がん対策室

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2012年3月15日木曜日

在宅緩和ケア推進連絡協議会を開催!

平成24年3月14日(水)18時から、県庁会議室で、「県在宅緩和ケア推進連絡協議会」を開催しました。この連絡協議会は、病院、診療所、薬局、訪問看護ステーション等で在宅医療や緩和ケアに携わる方やがん経験者などの12名が委員となっており、地域における在宅緩和ケアに関する連携推進方策などについて検討するものです。

委員長には、互選により秋田県緩和ケア研究会の丹羽会長が選出されました。その後、県がん対策室から「秋田県がん対策推進計画」における在宅緩和ケアの位置づけや取組の現状などを報告し、委員長のコーディネイトで3つのグループに別れて議論しました。

テーマは、「在宅緩和ケアや在宅医療がなかなか進まない理由」「どうしたら進むのか」の2点。それぞれのグループで、熱い議論が交わされました。
○住民が「在宅緩和ケア」を知らない、なじみがない。○今や病院で死ぬことが当たり前になっている。何かあったら病院という意識。○医療機関の中にいても、「在宅」に対する理解不足や誤解あり。○医師不足で在宅まで手が回らないの現状も。・・・・・・・・・等々

これに対し、○病院と家だけの関係の在宅の概念を見直す必要がある。グループホームなども在宅。○ただでさえ不足している医師だけに任せれば疲弊する。チームでの対応が求められる。○顔の見える地域ごとのネットワークづくりが重要。○他県のドクターズネットの取組が参考になる。○教育セミナー、看取り教育なども大切・・・・・・・・・・等々が出されました。

今後もこうした議論を重ね、課題と方策を検討していくことになりました。県の担当者3人もグループワークに参加し、様々な立ち場の方の意見を伺うことができました。こうした機会は、大変貴重だと感じます。まずは、この協議会を一つの足がかりとして、ここで出された意見等を参考にしながら、本県の在宅緩和ケアの推進に向けた施策展開に弾みをつけていきたいと思いました。(以上、ネコヤンでした)