がん対策室

秋田県 健康福祉部 健康推進課 がん対策室

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2012年2月22日水曜日

タバコとりびあクイズ in 潟上市

今日は 2月22日・・・2が三つ並ぶ日です。

数字の2を白鳥(スワン)に見立てた「たばこスワン(吸わん)隊」が潟上市天王保健センターの結核予防部会 天王・昭和支部合同研修会におじゃまし、29人の方に”たばことりびあクイズ”を実施しました。

クイズを出題・解説する「たばこスワン隊」
たばことりびあクイズは楽しみながらたばこの害を学べるものですが、意外に難問揃いです。しかし、結核予防部会の皆さんとあってか、たくさんの問題を正解されていて驚きましたが、そんな皆さんでも知らなかったような知識がクイズの解説で登場すると、会場からは「へーっ」という声が上がりました。
白熱したクイズとなりました
参加した方からは、ご主人がたばこを吸うので家に帰ったらこのクイズを出してみるなど、今日得た知識をこれから活用してきたいという頼もしい言葉が聞かれました。本日のクイズをもとに、参加者の皆さんから、たばこと健康の理解の輪が広がっていけばいいと思いました。

たばこスワン隊メンバーからも「楽しかった!」の声がありました。

私もクイズを出題したり解説したりしながら会場のみなさんとやりとりできて楽しい時間を過ごせました。
問題と解説は秋田県庁のホームページで入手できます。ぜひ、みなさんもチャレンジしてください。

リンクはこちら↓

(以上、たばこスワン隊の"ナポリン"と"もえぞう"でした。)

東北が変えた世界の肺がん治療

2月18日、岩手県盛岡市で「第6回北東北がんプロフェッショナル養成プラン1)FDワークショップ」が開催されました。
 1) 質の高いがん医療者の養成を目的とした文部科学省の補助プログラム

その特別講演「東北が変えた世界の肺がん治療」の講師 井上彰先生(東北大学病院呼吸器内科助教)に直接お話をうかがいました。
右)井上彰先生
秋田市出身の井上先生のいるグループが、タバコを吸わない患者さんに多いタイプの肺がんに効果の高い治療法を生み出し、その方法が広まっていることを知っていましたか?

治療だけでなく精神的サポートの重要性のスライドが印象的でした。

若手専門家へのメッセージには、行政の私達にも参考になる部分があると感じました。
平成22年に秋田県で新たに
肺がんと診断された罹患者数は861人2)で、がんの種類別では3番目に多く、
肺がんが原因で死亡した人は695人3)で、がんの種類別では2番目に多くなっています。
 2) 出典:平成22年(2010年)地域がん登録補遺稿
 3) 出典:人口動態統計調査(厚生労働省)

井上先生は最後に「肺がんは、タバコが最大の要因」と言っていました。
治療は進歩していますが、やはり予防が大事です。
(以上、もえぞうの報告でした。)

2012年2月21日火曜日

仙北組合総合病院のがん情報センター

2月17日(金)のがん相談担当者会議に参加したついでに、仙北組合総合病院1Fの「がん情報センター」をパチリ。
 1Fの待合フロアーの仕切られた一角が「がん情報センター」となっています。
 男女のウイッグもこのように展示されていました。
 部位別のがんに関する資料が整頓されて展示してありました。
少し古いですが、パソコンもおいてあって使えます。

がん相談担当者のいる「がん相談支援センター」(医療社会事業室)は、同じフロアーにありました。地域の皆さんにおおいに活用してもらいたいと思いました。(以上、ネコヤンでした)

がん相談担当者会議

2月17日(金)午後、大仙市の仙北組合総合病院で開催された「がん相談担当者会議」に参加させていただきました。

県内の11のがん拠点病院には、がん患者やその家族を支援するための「がん相談支援センター」があります。そこで支援業務に携わる看護師やソーシャルワーカーの方たちが、年2回ほどこうして集まり、がん相談支援のあり方などについて勉強や情報交換を行っています。
こうした機会は、日ごろの県の取組を知っていただく良いチャンス。五十嵐副院長のご挨拶の後、「秋田県のがんの現状と取組」について、約1時間ほどお話しました。

とりわけ、がん相談支援センターをもっと知ってもらうこと、地域にもっと目を向けること、がんやがん医療のことをもっと知ってもらうことの必要性などについて強調してお話しさせていただきました。
 
がんの罹患や死亡の増加に伴い、がん相談支援センターの役割は益々重要になっていますが、その一方、医療の進歩や経済社会情勢の変化により、新たな状況や課題が出現。業務は益々難しくなっているようです。

今後とも、皆さんとの情報交換等を通じて、現場のニーズや課題をしっかりと把握し、秋田のがん対策に生かしていきたいと思います。(以上、ネコヤンでした)

地域がん登録、全国実施へ

平成24年2月15日(水)~16日(木)に国立がん研究センターで開催された「第2回地域がん登録事業会議」に出席しました。出席は、45都道府県86名で、秋田県からは3名が出席しました。

2月15日には、栃木県立がんセンターの大木いずみ先生から、秋田県の取り組みを紹介していただきました。客観的に自分の県の状況をみる貴重な機会となりました。


全国の会議で、スギッチも紹介されました。




がん情報を収集・解析する地域がん登録事業は、法令上、義務ではありませんが、来年度、すべての都道府県で実施されます(現在45道府県で実施)。

16日には、厚生労働省がん対策推進室 室長補佐の秋月玲子さんから「がん対策推進基本計画の見直しの重点課題として、地域がん登録の法的位置づけ検討に取り組んでいきたい」と発言がありました。


地域の取り組みが国に評価されて、制度になる可能性が生まれたことは関係者にとって感慨深いものです。全国各地域のがん5年生存率算出への大きな一歩だと思いました。
(以上、もえぞうの報告でした。)

2012年2月17日金曜日

胃部検診車の納車

2月14日(火)、検診車の納車に立ち合い、完成検査を行いました。

これは県から検診実施機関に無償貸与される予定のものです。

今年度納車された胃部検診車
車内はこれまでと比べてコンパクトな印象です

県では、検診実施機関に現在35台を無償貸与しています。今回は老朽化したアナログ車をデジタル車に更新するもので、検診精度の向上が期待されています。検診車は様々な地域、職場におじゃまします。今後も検診体制の充実に努めていきますので、是非定期的にがん検診を受けてくださいね。  (以上、イタり~アンでした)

乳がん部会

2月13日(月)18時から20時まで、 平成23年度秋田県健康づくり審議会 成人保健分科会 乳がん部会を開催しました。

この部会は、乳がん治療やマンモグラフィ撮影等の専門家の方々9名から構成されており、今後の秋田県の乳がん検診をより良くしていくための話し合いが行われました。


事務局の県がん対策室から乳がんの統計や検診受診率などを報告した後、より正確な検診を行うための事業評価・精度管理のあり方についてや、検診の実施方法などについて活発な議論が行われました。

県としても、乳がん検診受診の輪を広げていくことはもちろん、より正確で質の高い検診ができる体制を整えられるよう、さらに努力したいと思います。(以上、ナポリンでした)

2012年2月14日火曜日

ピンクリボンinAKITAとノーザンハピネッツがコラボ

2月12日(日)に行われたピンクリボンキャンペーンのお手伝いに行ってきました。この企画、Bjリーグ参戦の秋田ノーザンハピネッツのチームカラーがピンクということから発案。ピンクリボンキャンペーンinAKITA実行委員会の皆さんの熱意によって、仙台89ers戦にあわせて11日と12日の2日にわたり実現したものです。
秋田市立体育館には、開場と同時に多くのハピネッツファンが訪れ、たくさんのお子さん連れのお母さんやカップルの若い女性が乳房モデルによる視触診を体験し、検診を呼びかける「あけぼの秋田」の乳がん体験者の話に熱心に耳を傾けていました。
ピンクのリボンをツリーに結んでくれた人には、ハピネッツ選手のサイン色紙が当たる特典やビッキーと記念のポラロイド写真を撮ってもらえるチャンスも。ハピネッツとのコラボを通じて、普段とは違う比較的若い層の方々への啓発のよい機会になったように感じました。

仙台89ersとの試合の方は、昨日の大敗を見事に跳ね返して、83対72でハピネッツが勝利。入場者2千3百人を超えた秋田市立体育館は、歓喜の渦に包まれていました。(以上、ネコヤンでした。)

2012年2月12日日曜日

がん対策室員のリスクチェック結果発表!

2月8日の国立がん研究センター笹月静先生の講演で紹介された

「がんリスクチェックツール」、

金曜日の昼休み時間を利用して、秋田県庁がん対策室員全員で、やってみました。
とても簡単でした。

結果は次のとおりです。

 
全てのがん
危険度(%)
大腸がん
危険度(%)
本人の
結果
同年代
の平均
本人の
結果
同年代
の平均
ネコヤン
50
5.0
5.2
1.1
1.4
ヒシガタ
40代後半
3.6
3.3
1.0
0.9
タブ
40代後半
3.6
3.3
0.8
0.9
もえぞう
40代前半
1.3
1.5
0.4
0.5
イタ~リあん
40代前半
1.3
1.5
0.4
0.5
くう 
30
2.6
2.6
0.4
0.5
ナポリン
20
1.3
1.6
0.4
0.5

40歳以下の選択肢がないため20代、30代は40歳として入力しています。


以下、メンバーのコメント(抜粋)です。

・原因は飲み過ぎか・・・(ヒシガタ)

・あれ、女性って高くなるの?(くう)
・自己診断だしな~(もえぞう)
・フフフッ(ナポリン)

年齢が上がるほどリスクが上がっていますし、性差もありそうです。
こういう結果をみると「検診に行こうかな~」という気になりますね。

みなさんも自分のがんリスクを確認して生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?
(以上、もえぞうでした。)

がんリスクチェック


2012年2月10日金曜日

食生活とがん

2月8日(水)13:30から15:30まで、横手市の平鹿総合病院講堂で開催された「健康ひらか」講演会に参加しました。この講演会は、平鹿総合病院の全面協力を得て、県平鹿福祉環境部と横手市が共催で開催しました。

講演の講師は、国立がん研究センター予防研究部室長の笹月静先生演題は「食生活とがん予防」でした。

横手地域では、1万5千人の住民が全国の他の11地域の住民とともに、国立がん研究センターの多目的コホート研究に協力しています。

▼2011年12月16日報告


今日は、笹月先生が聴講者約170人に向けて、これまでのコホート研究結果のうち「食生活とがん予防」についての報告を行い、緑茶飲用と胃がん罹患、魚摂取と大腸がん罹患、イソフラボンと乳がん罹患、コーヒーとがん予防効果など、大変身近な事例について報告してくださいました。
笹月先生からは「今のところ、特定の食事で絶対にがんにならないというものはみつかっていませんが、がん予防には、野菜・果物不足にならないようにバランスよく、塩分を控えた食事を摂ってほしい」とアドバイスがありました。
「この研究結果はみなさんのがん予防に役立てるために進めている。」という言葉が印象的でした。
笹月先生たちは、個人の今の生活がどれだけがんになりやすいのか判定するWEB上の「がんリスクチェックツール」を公開しています。
http://epi.ncc.go.jp/riskcheck/index.html

今の生活のチェックだけでなく、生活を変えると、どの程度がんになりにくくなるか、わかります。
このツールは長年の研究から得られた貴重なデータを基礎に作成されているんですね。
みなさんも、一度、やってみてください!(以上「もえぞう」でした。)