12月11日(日)10:00~15:00、秋田県薬剤師会が主催する「基礎統計学講座」を受講しました。
みなさん、突然ですが、がん検診や精密検査の「感度」「特異度」という言葉を知っていますか?
「感度」とは、がん有りの人が検査で陽性となる割合です。
「検診」は、疑わしい人を一人でも多く見つけるため、高感度の検査が用いられています。
「特異度」とは、がん無しの人が検査で陰性となる割合です。
「精密検査」は、がんでない人に不必要な治療をしないため、高特異度の検査方法が用いられています。
講師の、奥羽大学 波多江 崇 先生がわかりやすく、このような話をしてくれました。
検診の精度を高める必要を再認識しました。
おもしろかったのは、アンケート集計時に「尺度を混同しないで!」という話でした。
波多江先生曰く「5段階評価(とても良い=5、良い=4、普通=3、悪い=2、とても悪い=1)などは不連続のデータで平均値などをとることはできません。」
全くそのとおりですが、身の回りにも不連続データをふつうに四則演算している事例をみますよね。
政策こそ、できる限り客観的な指標をもって評価していかなければならない、と思いました。
以上、もえぞうの報告でした。