12月8日、国立がん研究センター(東京)で開催された「地域がん登録事業講習会」に参加しました。
午前中のプログラムは「地域がん登録データの統計解析」と題して国立がん研究センター片野田耕太先生の講演がありました。
ワークでは生データから年齢調整死亡率を算出したり、ばらつきのあるデータの傾向をみるために5年平均でまとめる手法を学びました。
「喫煙率と肺がんとの因果関係がある」という結果は、システマティック・レビューやメタ・アナリシスという、複数の研究結果を統合して解析する信頼性の高い手法で評価されていることを教えていただきました。
また、「『権威の意見』は、最も結果の信頼性が低い」とその道の権威者から教えてもらった事がおもしろかったです。
片野田先生の次の言葉が心に残りました。
問 「がん統計は何のためにあるのか」
答 「すべてのがん統計はがん対策のために」
行政は、現状をきちんと把握し、未来のために活用すべきと再認識しました。
以上、もえぞうの報告でした。