平成24年1月16日(月)18時から、県庁内会議室において、秋田県健康づくり審議会の「肝疾患対策部会」を開催しました。この部会は、肝疾患対策の推進のために必要な調査や審議を行うために設置された機関で、医療機関、患者会、市町村、保健所などの関係者13名で構成されています。
会議では、これまでの肝炎治療費助成制度の実績やこの12月に新たに助成対象となった新薬(テラプレビル)治療の概要などが報告されたほか、肝疾患診療のためのネットワークのあり方や来年度の活動について協議、意見交換がなされました。
肝炎は、ウイルスに感染しても、ほとんどの場合、自覚症状がないため、感染者の多くが感染に気がついていないと考えられています。特にC型肝炎は、感染すると約7割が持続感染者となり、放置すると自覚症状がないまま「肝硬変」や「肝がん」へ移行する場合があります。
県民の皆さんには、ぜひ、「検査による早期発見と、早期に適切な医療に結びつけることが極めて重要である」ことを認識し、1回は検査を受けてもらいたいと思います。
県では、部会での議論や提案を踏まえ、関係者と連携しながら、肝炎や肝がん撲滅に取り組んでまいります。(以上、ネコヤンでした。)