1月21日(土)、秋田市のルポールみずほにおいて、「地域健康づくりシンポジウム&がん検診推進タウンミーティングin秋田市」を開催しました。今年度、県内7カ所目となる今回のタウンミーティングは、秋田県在宅保健師等ゆずり葉の会、秋田県国民保険団体連合会、秋田市との連携のもと実施するものです。
講師にお招きした「女性特有のガンのサポートグループ オレンジティ」理事長の河村裕美さんからは、「女性がん患者が直面すること」と題した基調講演をしていただきました。経験者しかわからない性の悩みや一生続く後遺症のつらさなどを本音で率直に語ってくださいました。インパクトある内容に参加した皆さんも熱心に耳を傾けていました。
また、県からは秋田県のがんに関する現状と取組、秋田市からは市のがん検診について情報提供があり、その後、参加者でグループをつくり、「がん検診の受診者を増やすために自分たちができることは何か」話し合いました。住民や医療機関関係者、学生など、様々な立場から意見が出され、活発な話し合いが行われました。
参加した学生さんからは、「子宮頸がん検診の無料クーポンが届いたので自分は検診に行ったが、はずかしいと言って検診に行かない友人がいる。どうしたらいいか」という質問があり、河村さんからは、「子宮頸がんで一生子供を産めなくなるかもしれない。はずかしいなんて言っている場合じゃない。ぜひ、今日の私の体験談を伝えてあげてほしい。」とのアドバイスがありました。
がん経験者でいらっしゃる河村さんのお話や、様々な立場の方との話し合いを通して、参加者はがんについての理解を更に深めることができたのではないかと思います。それをもとに家族や友人に検診を呼びかけるなど、検診受診に向けた取組がさらに広がればいいなと感じました。(以上、ナポリンでした)