この公開シンポは、北東北がんプロフェッショナル養成プラン(H19年度~23年度)に取り組む秋田大学、弘前大学、岩手医科大学、岩手県立大学の主催です。
文部科学省の村田医学教育課長の現状報告を皮切りに、8名の講師が様々な切り口で、「北東北における今後の医療人の養成」についての考えを語りました。
また、H19年度にスタートした「がんプロ養成プラン」の取組を通じて、がんに関する専門医やコメディカルの養成が図られてきた(必ずしも計画どおりではないが)ことや、講座や診療部の新設、教育システムの強化、市民公開講座による社会への情報発信などの波及効果があったことが紹介されました。
秋田県がん患者団体連絡協議会代表の工藤さんも参加され、自らの体験をもとに「私が考える良い医療環境」というテーマでお話しされました。
各スピーカーの熱心な語りと活発な質疑応答で、議論は4時間余り続き、終了は午後6時半を回るほどでしたが、「北東北がんプロ」が着実な成果を上げてきたことがわかり、有意義でインパクトのあるシンポでした。
以上、ネコヤンでした。