5月14日(土)13:30から、秋田市中通2丁目のコミュニティサロン・クローバーで「がんサロン」が開催されました。
この「がんサロン」は、がん療養中の方、体験者の方、また、そのご家族の方が集い、語り合える場として、秋田県がん患者団体連絡協議会「きぼうの虹」が主催するものです。がんの種類は問いません。
毎月第2土曜日のPM1:00~3:30に開催されており、この日は、がん対策室の職員2名がおじゃまし、秋田県のがん対策についてお話させていただきました。
本日の参加者は約10名。常連さんもいれば、久しぶりに来たという方、患者本人の代わりに顔を出している方などで、がんの症状や進行状況も一様ではありません。
約30分程度で平成23年度のがん対策室の取組等を説明させていただいた後、1時間程の意見交換をさせていただきました。
「秋田の人は、自分ががんだと言おうとしない。2人に1人ががんになるのに孤立して悩んでいる患者が大勢いる。患者や経験者はもっと表に出よう」という意見や「経験者はいつも再発に怯えている。この気持ちは経験者にしかわからない。だからこういうサロンが必要」、「治療の話も大事だが、医療関係者から励ましや共感の言葉があったときに、前向きになれる」といったお話が印象に残りました。
皆さんから、率直なお話が聞けてよかったと思います。県内のがんサロンは、ほかにもありますが、まだまだ数も認知度も十分とは言えません。がん対策室では患者団体の皆さんと連携しながら、こうしたサロンの普及を目指してまいります。
なお、この「がんサロン」についてのお問い合わせは、090-7526-1345 秋田県がん患者団体連絡協議会「きぼうの虹」まで。
以上、ネコヤンの報告でした。