がん対策室

秋田県 健康福祉部 健康推進課 がん対策室

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2011年5月31日火曜日

あきた がん ささえ愛の日 実行委員会 打ち合わせ会

平成23年5月29日(日)10:30~12:00まで、「あきた がん ささえ愛の日」実行委員会の打合会に出席しました。

実行委員長は、日本対がん協会秋田県支部長(堀井秋田県副知事)で、がん患者団体の方、医師、医学生、放射線技師、大学の先生、マスコミや民間会社の方などがボランティア参加しており、県がん対策室の職員もメンバーになっています。

打ち合わせは、いつものようにアルヴェ3階の「市民交流サロン」でありました。


今回は、昨年に続き2回目の開催となります。全体を貫くテーマは、「がんであきらめない」。6月18日(土)の各種催しのほか、2日目の19日(日)には、がん経験者の方々による「駒ヶ岳登山」を実施することになり、最後の詰めに入っています。登山は震災の影響で一時は中止に傾きましたが、「日本の笑顔を秋田」から発信しようということで思い切ってチャレンジします。


「がん」は他人事とお考えの皆さん、6月18日(土)は、ぜひ、アルヴェに来て、「がん」のことについて、一緒に考えてみませんか。スケジュールは下記のとおりです。


<6月18日(土)>
◆10:30~12:00(多目的ホール) 
白十字訪問看護ステーション統括所長の秋山正子氏による公開シンポ「最後まで家で過ごす-自分らしい暮らしをあきらめない-」 秋山さんは東京新宿を中心に訪問看護・介護を展開しており、秋田市出身です。
◆13:00~14:30(多目的ホール) 
国立がん研究センターの津金昌一郎氏による講演会「がんを遠ざける生活習慣(どんな生活をしていればがんになりにくいか)」
津金先生は、大規模な研究に基づく日本のがん予防の第一人者です。
◆14:40~15:30(きらめき広場)
みなさんご存じのテノール歌手 本田武久氏 コンサート&トークショー
◆15:30~16:00(きらめき広場)
ささえ愛の手紙 朗読(各テレビ局アナによる)
◆10:30~17:00(きらめき広場)
パネル展示、タオル帽子講習会、がん何でも説明会、医療費相談会、がんサロン紹介など随時実施
◆18:00~20:00 
キャンドルナイト
<6月19日(日)>
◆がんであきらめない 駒ヶ岳登山(8合目から山頂往復)
医師、登山専門家、ボランティアのサポートあり。問い合わせ 090-7529-1345


以上、ネコヤンからの報告でした。

2011年5月30日月曜日

2011世界禁煙デー秋田フォーラム

5月28日、私達は秋田市で「2011世界禁煙デー秋田フォーラム」を開催しました。
98名の方に来場いただき、たばこと健康についての理解を深める発表とディスカッションを行いました。

このフォーラムで、秋田県美術工芸短大をこの春に卒業した進藤さんの禁煙ポスターが紹介されました。
進藤さんは、喫煙者の親に、健康でいてほしくて、このポスターを描いたとのこと。
身近な人の健康を気遣って、禁煙をすすめる姿勢は、私たちがん対策室と一緒です。

優しさにあふれた進藤さんの作品は、次のとおり一般公開しています。
みなさん、ぜひ、御覧ください。

世界禁煙デー・ポスター展
とき:5月31日~6月6日(平日 8:30~17:15)
場所:秋田県正庁前渡り廊下

以上もえぞうの報告でした。

2011年5月26日木曜日

肝がん撲滅運動・潟上市大会

  肝がん撲滅運動・潟上市大会が市民公開講座「肝臓の病気 もっと知りたい」として、5月21日(土)、潟上市昭和公民館で開催されました。

   この市民公開講座は日本肝臓学会が主催し、秋田県、潟上市、男鹿市、秋田県医師会、男鹿市南秋田郡医師会、市立秋田総合病院が後援しています。 がん対策室からも2名が参加して、後援代表としてご挨拶し、勉強させていただきました。

      秋田市立総合病院の小松院長はじめ医師3名による治療法や症例に関するわかりやすい講演、患者団体「秋田県肝臓友の会」の渡邊代表の体験談に続き、講師の先生方が会場からの疑問・質問に丁寧に答えてくださいました。


  あいにくの雨模様と農繁期が重なったせいか参加者は40名と少なめでしたが、参加者の皆さんが熱心にメモをとりながら話に耳を傾けている姿が印象に残りました。こうした取組の積み重ねが、本県の肝疾患対策の推進につながるものと思います。
     
 「肝臓は沈黙の臓器」と呼ばれ症状がないことも多く、肝がんにならないためにも一度は肝炎ウイルス検査を受けてほしいと思いました。
以上、ネコヤンからの報告でした。

2011年5月16日月曜日

がんサロンで秋田県のがん対策について勉強会

5月14日(土)13:30から、秋田市中通2丁目のコミュニティサロン・クローバーで「がんサロン」が開催されました。

この「がんサロン」は、がん療養中の方、体験者の方、また、そのご家族の方が集い、語り合える場として、秋田県がん患者団体連絡協議会「きぼうの虹」が主催するものです。がんの種類は問いません。

毎月第2土曜日のPM1:00~3:30に開催されており、この日は、がん対策室の職員2名がおじゃまし、秋田県のがん対策についてお話させていただきました。

本日の参加者は約10名。常連さんもいれば、久しぶりに来たという方、患者本人の代わりに顔を出している方などで、がんの症状や進行状況も一様ではありません。

約30分程度で平成23年度のがん対策室の取組等を説明させていただいた後、1時間程の意見交換をさせていただきました。

「秋田の人は、自分ががんだと言おうとしない。2人に1人ががんになるのに孤立して悩んでいる患者が大勢いる。患者や経験者はもっと表に出よう」という意見や「経験者はいつも再発に怯えている。この気持ちは経験者にしかわからない。だからこういうサロンが必要」、「治療の話も大事だが、医療関係者から励ましや共感の言葉があったときに、前向きになれる」といったお話が印象に残りました。

皆さんから、率直なお話が聞けてよかったと思います。県内のがんサロンは、ほかにもありますが、まだまだ数も認知度も十分とは言えません。がん対策室では患者団体の皆さんと連携しながら、こうしたサロンの普及を目指してまいります。

なお、この「がんサロン」についてのお問い合わせは、090-7526-1345 秋田県がん患者団体連絡協議会「きぼうの虹」まで。

以上、ネコヤンの報告でした。

2011年5月15日日曜日

母の日キャンペーン 乳がん検診の呼びかけ

5月8日(日)、秋田県内の乳がん患者の団体「あけぼの秋田」(代表 佐藤清子さん)が
秋田駅前アゴラ広場で、乳がん検診を呼びかける街頭キャンペーンを行いました。

この活動は全国組織の「あけぼの会」が各地で開催した
「母の日キャンペーン」の一環として行われたものです。


街頭キャンペーンでは、あけぼの会会員、県放射線技師会会員の方や、
秋田赤十字病院、中通総合病院の看護師さん、秋田県総合保健事業団の職員の方など
70人が乳がん検診の普及・啓発のためのビラやポケットティッシュ等を配布しました。

私たち、がん対策室職員もお手伝いさせていただきました。



日曜日ということもあり、家族連れで駅前を訪れる女性も多く、
乳がん検診の対象となる年齢層の方々にビラ等を配布できました。

もちろん検診対象の方だけでなく、
まだ対象年齢に達していない方にもビラをお渡しし、幅広い年齢層の方への啓発を心がけました。



また、街頭キャンペーンに伴い、検診車がアゴラ広場に来て、
秋田赤十字病院と中通病院の医師の協力により
マンモグラフィー検診が無料で行われ、受診希望者が列を作りました。

マンモグラフィー検診車


全国的にがん検診受診率はまだまだ低い状況にありますが、
乳がん検診も例外ではありません。

秋田県における乳がん検診受診率は20.4%(平成21年度)と
他の部位のがん検診に比べても低い状況にあります。


各市町村で行われている乳がん検診は
40歳以上の方であればどなたでも、2年に1度受けることができます。
公的な補助が受けられるため、低額で受診することができます。

他にも、職場の検診や人間ドック等で受診する方法があります。


乳がんだけでなく、がんは早期発見・早期治療によって、
治療期間や、医療費の負担が少なくなります。

がん対策室でも、がん検診受診率向上に向けて
さらに努力を重ねていきます。

以上、ナポリンからの報告でした。

2011年5月10日火曜日

タオル帽子贈呈式

4月22日、県消費者協会の塚本恵美子会長が、市立秋田総合病院に手作りのタオル帽子100個を寄贈しました。

小松眞史院長へのタオル帽子贈呈式の様子です。


タオル帽子の制作について小松院長に説明する塚本会長
贈呈式は「きぼうの虹」代表 工藤恵子さん(左端)も参加しました
 


小松院長によると、抗がん剤の副作用による脱毛に悩む患者さんに、暖かく、吸汗性に優れ、また洗濯もしやすいタオル帽子は大変喜ばれているそうです。

タオル帽子を配布するたびに人気で、すぐに無くなってしまうため、今回の寄贈を心待ちにしている患者さんも多いとのことでした。


塚本会長から小松院長にタオル帽子が手渡されました


塚本会長によると今回は新しく、夏に備えて薄手の生地でタオル帽子を制作したとのこと。
他にも、患者さんの地肌に優しいように縫い方を工夫していることや、
帽子の柄がそれぞれ違うものになるように、生地選びから考えていることを説明し、
小松院長は質問をしながら、熱心に聞いていました。



県内でも、秋田県がん患者団体連絡協議会「きぼうの虹」が、
タオル帽子の作り方の講習会を開くなど、さらにタオル帽子を多くの患者さんに届けるための活動をしています。

タオル一枚で、抗がん剤の副作用に悩む患者さんの大きな支えになるタオル帽子。

一人でも多くの患者さんに届くよう、
秋田県がん対策室でも、患者団体の支援や情報提供等、さらなる活動に努めてまいります。


以上、ナポリンの報告でした。