11月2日(水)9:20から12:00の日程で、大館市の秋田看護福祉大学において、「がん検診推進タウンミーティング」を開催しました。県と秋田看護福祉大学の共催、大館市、大館市立総合病院、大館地区患者友の会「虹の会」の後援によるものです。
県がん対策室から秋田県のがんの現状について情報提供した後、「がん経験者からのメッセージ」というテーマで、認定NPO法人 女性特有のガンサポートグループ オレンジティ の河村裕美理事長から講演していただきました。
河村さんは子宮頸がんによる子宮摘出という経験を通して初めてわかった日常生活の困難や性の問題などについて率直に語ってくださり、講堂に詰めかけた看護学生や市民など約150人の聴衆の皆さんは、他では聞けない本音の話に釘付けとなった45分間でした。
講演の後は、グループ討議を経て、会場と河村さんを含む5人のアドバイザーと活発な意見交換が行われました。アドバイザーの土門さん(大館地区患者友の会代表)からは「がん患者は常に死への恐怖を抱えていることを知ってほしい」といった訴えかけや、河村さんからは、「はずかしがらず、ちゃんと検診を受けて」といったアドバイスがありました。
意見交換のテーマは、「がん対策~はじめよう!自分たちにできること~」でしたが、終了後のアンケートには、多くの方が、「しっかりとがん検診を受けたい」と書いてくれました。
秋田看護福祉大学、大館市健康推進課、大館市立総合病院、虹の会など関係者の皆さん、参加した学生、市民のみなさん、それにオレンジティの河村さん、ありがとうございました。
以上、イタ~リアンからの報告でした。