秋田県は、地域がん登録事業で、県内で毎年、どの位の人が新たにがんと診断されているのか(罹患数)を把握して、対策に役立てようとしています。
新しいシステムを導入したことは、当ブログ
「地域がん登録標準データベース導入(8月26日)」で紹介しましたが、これに関連して、9月6日~7日に、秋田県総合保健事業団(秋田市)で、この標準システム導入実務者研修が行われました。
講師は、国立がん研究センターの柴田先生、松田先生、そして栃木県立がんセンターの大木先生。登録実務者4名に対し講師3名と、マンツーマンに近い手厚い指導体制でした。私たち行政職員への講義もありました。
私の印象は、「システム研修というより標準化研修」でした。システムを国際標準方式を学ぶツールの一つとして活用し、登録精度を上げようとする講師陣の熱意が伝わってきました。
研修の最後に講師の先生から
「秋田県が人員を増員して地域がん登録の標準化に取り組んでいることを高く評価する。
秋田のがん登録は、歴史は浅いが、はじめから登録精度がよい。
今後も、高い精度を維持し、東北のがん登録事業を牽引してほしい。」
とのコメントをいただきました。
講師のみなさん、ありがとうございました。今回の研修を通じて登録実務者4名は更にパワーアップしたものと思います。
これから、標準データベースシステムで得られた登録情報を活用しながら、秋田県のがん対策をすすめていきます。
以上、もえぞうの報告でした。